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購入後の変化、モーツァルトブルーの葉枯れ考察

イングリッシュラベンダーと一緒に購入した3株のローズマリー、
しばらく経ってそれぞれの特徴が目立ってきた。

3株とは、①スプレ&アップライト、②ロゼア、③モーツァルトブルーである。

まず到着時の状態がこうだ。
①スプレ&アップライト、②ロゼア、③モーツァルトブルー


あれ?到着時から特徴あったな。
勘違いだった。

今はこうだ。
①スプレ&アップライト、②ロゼア、③モーツァルトブルー

葉枯れが目立つ。
特にモーツァルトブルーはものすごい。

這い性だしどれが主枝なのか判断に迷うが、主枝に直接付く葉はもちろんのこと
細く小さな側枝は丸ごと枯れているものも多いし、十分太い枝も一本丸ごと枯れかけている。
枯れる途中の葉は全て遠位が枯れ近位は緑を保っている。

画像はそれらを落とした後のものだが、木肌を見るに葉枯れは木質化が進んだ部分で多い。
枝が茶色くなっただけでなく、表面の樹皮が裂け、剥がれて内部のコルク層(周皮と言うのか?)が露出している。
その視覚的にも触覚的にもザラザラした部分で葉枯れが多い。

緑の葉の表面は艶を保っているが、若干しわが目立つ。


かなり心配したが、一度情報を整理して原因を推測したい。
①まず葉の遠位から枯れている現象は葉先に水分が供給されなかったことから起こるものだろう。
葉の表面の質感も水切れ傾向を表すもので、これと符合する。

②根本で葉枯れが多いことと、木質化した部分で葉枯れが多いことは不可分だろう。
木質化は根本から進行するものだからだ。
根本からの枯れは根腐れも疑うべきだが、根腐れを起こすほどの土壌環境と水遣りとは思えない。
今残っている葉までも木質化を待たずに枯れるようならば、根腐れと断じてよかろう。
つまり経過観察レベルだ。

③「十分太い枝も一本丸ごと枯れかけている」現象については、未知の世界だ。
切除した枝を載せる。またこの枝を臨時で「枯れ枝A」と名付ける。

この枝Aがついていたのは真ん中あたり、画像では枝がぷっつり断たれている部分だ。
枝の位置を見ても、同じような枝がある中で枝Aだけが選択的に水切れを起こす理由がわからない。
しかし確かに水切れを起こしているのだ。

切除した部分で、下向きに髭のような無数の突起が生えている。
これは気根だろう。

ルビーネックレスなどの多肉植物ではしばしば見られるものだが、
多肉植物の場合はその肉厚な葉が幹から取れてしまった時や、葉に強烈な皺ができるほど水切れを起こしている時に発生しやすい。
気根があるから多肉植物は挿し芽もせずに土に置いて置くだけで簡単に増やせる。

「枝Aの髭も気根であり、私の思い至らない理由で水切れを起こしていたため気根を生じた」
と考えておくのが妥当だろうか。


その理由として、仮説レベルで記しておきたいことが二つある(あんのかい)。
まず一つは「枝の太さと方向」

枯れ枝Aの切除部分(木質化が進みザラザラな部分とツルツルな部分との境、気根が発生した部分)
は断面が楕円状で、長径が2mm、短径が1.5mmだった。
ノギスを買っておいてよかった。

Aと同様の高さで枝分かれし、同様に水平に伸びる枝の断面は直径2㎜の円だった。
そして枝分かれして垂直に伸びる枝2本は、一方が直径2㎜の円であり他方は長径1.5mm、短径が1mmの楕円だった。

他に、「同じ高さで枝分かれした断面が直径1㎜の円である小枝」が2本あったが、
どちらも枯れていて切除している(垂直と水平)。


ここで思い出されたのが私の良書10選(適当)の一つ「せん定を科学する」の一節だ。
維管束での物質の運搬において、運搬時の抵抗は垂直方向はある程度無視できて、水平方向の距離が大きく影響しているという旨の記載があったように記憶している。

初めて読んだ時は重力の影響を受ける垂直方向が無視できるとは不思議なものだと思ったが、
今思えばむしろ重力の作用がないからこそ水平な距離を運搬する力が不足するのだろう。
水切れの一因をこれにあると仮定しよう。

ここで前述の枝の太さ(断面積)と方向を確認すると、
(確認:枝の太さは木質化の進行の境目)
(楕円の面積はπab、円の面積はπr²と同じ形に落ち着く)
(長さの単位はmmで統一している)
水平方向に伸びる枝は4π(mm²)で生き残り、3π(mm²)と1π(mm²)で枯れている。
垂直方向は4π(mm²)と3π(mm²)で生き残り、1π(mm²)で枯れている。

このように表現すると、
「断面積が4π(mm²)あれば枝の向きに関わらず水切れを起こしづらく、3π(mm²)では枝の向きによる」
と目安が立てられる。



もう一つは木質化の進行による維管束への影響だ。
緑を保っている先端の枝や茶色になってはいるがツルツルな枝は、もちろん上記の部分より断面積が小さい。
しかし水切れはあまり起こさない。
木質化が進み表皮が裂ける段まで肥大成長した枝は、その境で維管束の大きさや流れが極端に変化するのではないか
その変化が枝の細さ(吸水性の低さ)に追い打ちをかけているのではないか。
木質化した幹の葉が落ちるように、太さによっては枝全体が枯れるまでに至るのではないか。

枝分かれした部分の維管束の構造はどうなっているのか。
これは植物の組織についてもうちょっと勉強しないと解決しない。

ただし、
水切れは1か0かの現象ではなく、需要に対して供給が徐々に減少するものだ。
供給が不足し始めてから供給が完全になくなるまでもわずかながら時間はあるし、水切れから葉枯れが現れるまでも時間がある。
木質化の進行と葉枯れのタイミングは必ずしも一致しないのではないか。


他に今回確認すべきだったのは、枝に付いている葉の枚数だろう。
蒸散することで水を根から吸い上げる葉の少なさが水切れを招くかもしれない。
枚数を数える前に枯葉を取り除いてしまったので、今はもうわからない。
気根がまだ機能するならば、これを水に浸せば新たな芽が素早く発生するのではないか。
寝る。
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